【空手:形】遂に日本の時代がやってきた!形の現在の世界情勢はこんな感じ

【空手:形】遂に日本の時代がやってきた!形の現在の世界情勢はこんな感じ

2020年に東京オリンピックを控え、空手も注目が集まっている中、日本が強い形競技について書いていきたいと思います。
2016年現在形競技は日本が男女とも個人・団体と好成績を残しています。その理由について考えてみました。

日本の空手形競技について

形競技についての世界情勢。現在は日本が紛れもなくトップに立っています。

男子個人形では喜友名諒選手や新馬場一世選手、沖縄勢や松濤館の帝京チームなど世界に通用する選手がたくさんいます。
女子方では清水希容選手や岩本衣美里選手、団体では剛柔のチームが世界で活躍されています。
一つずつ考察してみました。

男子個人形

男子個人形といえば沖縄の喜友名諒選手。空手でオリンピックが決まったこともあり注目され始めた選手でもあります。
彼が現在の世界王者ですがその前はベネズエラのAntonio Diaz(アントニオディアス)選手、さらにその前はイタリアのluca valdesi(ルカ バルデシ)
選手が王者に君臨していました。

この三名異なる流派で今でも大変みどころのある選手たちです。

バルデシ選手は2001~2013
アントニオ選手は2002~
喜友名選手は主に2013~

からそれぞれ国際試合で名を挙げてきています。

長い間王者に君臨していたイタリアのバルデシ選手は力強い素早い動きが特徴。

長い間世界のトップに君臨した彼が引退した後はアントニオディアス選手がトップに立ちました。

2010年のセルビア大会でアントニオディアスが彼の記録を打ち破りました。歴史的な瞬間ですね。

それまでのバルデシ選手は国際試合で2003年から負けなしでした。

2010-05-07 45th European Karate Senior Championships (GRE) 優勝
2009-05-08 44th European Karate Senior Championships (CRO) 優勝
2008-11-13 19th World Senior Karate Championships (JPN) 優勝 
2008-05-02 43rd European Karate Senior Championships (EST) 優勝
2007-05-04 42nd European Karate Senior Championships (SVK) 優勝
2006-10-12 18th World Senior Karate Championships (FIN) 優勝
2006-05-05 41st European Karate Senior Championsips (NOR) 優勝
2005-05-13 40th European Karate Senior Championships (ESP) 優勝
2004-11-18 17th World Senior Karate Championships (MEX) 優勝
2004-05-07 39th European Karate Senior Championships (RUS) 優勝
2003-05-09 38th European Senior Karate Championships (GER) 優勝

そしてアントニオディアス選手が

2016-09-23 Karate1 Premier League – Hamburg 2016 (GER) 優勝
2016-05-23 XXX Adults Pan American Karate Championship RIO 2016 (BRA) 優勝
2016-04-15 Karate1 Premier League – Salzburg 2016 (AUT) 優勝
2016-01-22 Karate1 Premier League – Paris 2016 (FRA)
2015-11-28 Karate1 Premier League – Okinawa 2015 (JPN)
2015-03-19 XXIX Pan American Adult Karate Championship – Toronto 2015 (CAN) 優勝
2014-11-05 WKF World Senior Championships 2014 (GER) 優勝
2014-09-27 Karate1 Premier League – Hanau 2014 (GER) 優勝
2014-05-26 XXVIII Pan American Adult Karate Championship – Lima 2014 (PER) 優勝

と2014年からほぼ負けなしです。

世界選手権優勝時の様子。

そしてこのアントニオディアス選手を打ち破ったのが喜友名諒選手。

喜友名諒選手は2014年から国際試合で負けなし。
王者アントニオディアス選手を国際試合で重なった2015年の沖縄と2016年のパリで優勝しています。
日本の選手は国際試合の出場が少ないため試合する機会は少ないですが、王者アントニオディアス選手が出場しながらも退けての優勝。

アントニオディアス選手は2015年の沖縄プレミアリーグで日本の又吉選手に敗れています。

そして喜友名諒選手の近年の国際試合の成績は以下の通り。

2016-10-01 Karate1 Premier League – Okinawa 2016 (JPN) 優勝
2016-01-22 Karate1 Premier League – Paris 2016 (FRA) 優勝
2015-11-28 Karate1 Premier League – Okinawa 2015 (JPN) 優勝
2014-11-05 WKF World Senior Championships 2014 (GER) 優勝
2014-08-30 Karate1 Premier League – Okinawa 2014 (JPN) 優勝

出場試合数は決して多くないですが実質現在の世界王者は喜友名諒選手です。

2016年現在も現役として活躍するアントニオ選手と喜友名選手にこれからも注目が集まるでしょう。

女子個人形

女子個人形はやはり清水希容選手でしょう。

UAEのサンチェス選手や日本の岩本選手、sandy scordo選手なども強敵となりますが、2011年から国際試合で負けなしの清水選手が大本命でしょうね。

清水選手の最近の国際試合の結果。

2016-04-15 Karate1 Premier League – Salzburg 2016 (AUT) 優勝
2016-01-22 Karate1 Premier League – Paris 2016 (FRA) 優勝
2015-11-28 Karate1 Premier League – Okinawa 2015 (JPN) 優勝
2014-11-05 WKF World Senior Championships 2014 (GER) 優勝
2014-08-30 Karate1 Premier League – Okinawa 2014 (JPN) 優勝
2013-11-07 8th WORLD CADET & JUNIOR KARATE CHAMPIONSHIPS 3rd UNDER 21 CUP (ESP) 優勝
2011-10-13 7th World Junior & Cadet Karate Championships / 2nt Under 21 years Cup (MAS) 優勝

国際試合で負けたことがないという、前王者の宇佐美選手並みの結果を残していますがまだまだ若い清水選手、今後も活躍が期待できそうです。
女子個人形については清水希容選手の記事で書いてます。

岩本選手とのパリオープンでの決勝も記憶に新しいです。

この2名に注目が集まりそうです。

団体形

団体形とは一人で演技する形を3人で同時に合わせて演技する種目です。
小・中・高でも団体形の競技はありますが一般のように「分解」というものはありません。

個人で演技する「形」のみを演技してふつうは終わりですが国際試合の決勝や大学生の学連での試合では行われることもあります。
基本的に「分解」は一般の団体形の決勝のみで行われます。
(動画再生部分からです)

2012世界選手権、日本優勝

男子団体形

男子団体形で現在トップに立つのは沖縄チームでしょう。

個人形トップの喜友名諒選手率いる沖縄団体チームはインターハイ優勝経験のある上村拓也選手や沖縄プレミアリーグ個人5位に入賞した金城選手とともに組むチームで沖縄空手の集大成のチームといった感じです。

メンバーも申し分ない成績を残しており、活躍が期待されています。

さらに沖縄に続く2番手として帝京チームが存在します。
帝京チームは2012年の世界選手権で優勝した際のチームメンバーとは変更されていますが、高校時代から全国に名が知られるメンバーで編成されています。

沖縄で行われた国際試合、沖縄プレミアリーグに出場しており決勝まで勝ち進みました。
決勝の相手は地元沖縄チームでした。

2012世界選手権決勝の様子(旧帝京チーム)

2016沖縄プレミアリーグ決勝の様子(新メンバー)

現在は沖縄チームが日本代表としておそらく世界トップですが帝京チームも毎年毎年素晴らしい逸材が現れてきますね。

女子団体形

女子団体形はやはり剛柔チームでしょう。

昔から日本の女子チームは剛柔で編成されていますがそれは現在も続いており剛柔流のメンバー健在です。

同じ剛柔でも男子の沖縄チームの流派は剛柔の中でも少し偏った流派ですが女子の剛柔は個人でも実績のあるメンバーを入れ替わりメンバーとして加えている状況です。

2012年の世界選手権で圧倒的な形を披露し5-0で決勝を勝ちました。

さらに続く2014年の世界選手権では再び決勝に勝ち進むも大きなミスを2度もおかしてしまい負けました。

大本命であっただけに一番の番狂わせだったのではないでしょうか?

負けた日本はショックを隠せない様子、勝った地元ドイツチームも勝ったことに驚きを隠せない様子、まさに日本の大きな2度のミスが勝敗を左右しました。

しかしそれでも3-2の僅差。2度ミスでのこの試合、実力では日本の方が圧倒的なクオリティでした。
(ミス部分は2分50秒部分と4分30秒部分)

相手の演技。

まさかの結果に相手もこの表情。
germany

いつかの男子団体の世界選手権決勝を思い出させるような悲劇でしたね。(2:00部分)

現在、日本の女子形の層はとてもあつく、個人形出場者が団体に出場しなくても優勝を狙えるというレベルです。さらにけが人が出ても代わりになるような逸材もゴロゴロいるので女子形の国内での争いはこれからも壮絶なものになるでしょう。

最後に

形は現在、日本を追いかけて世界が奮闘している状況です。
2020年のオリンピックを控えた今、女子も男子も若い選手が打倒日本でくることでしょう。日本も国内から打倒王者を狙える逸材が大勢います。東京オリンピック前に王者奪還、という可能性も十分あり得ます。

これから4年間、日本の空手、世界の空手がどう変わっていくのか注目したいですね。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする